京都の不妊治療クリニックについて
不妊とは当然妊娠しないことですが、一方で誰であっても即座に妊娠できるわけではないことから、妊娠を望んでいて避妊することなく1年以上にわたって性交渉を行っているにも関わらず、妊娠に至らない状態と定義されています。
1回の性交渉とか1ヵ月程度の期間での話ではなく、1年とされているわけです。
実際には、このように性交渉を行った場合、1年たつと8割は妊娠するとされています。
逆に言うと2割は不妊の定義に当てはまるということになりますから、決して少なくはない状態と言えるでしょう。
子供を儲けるかどうかはそのカップルの意思であって、男女ともに特に健康上の問題がないのであれば妊娠しないこと自体は別に治療が必要な病気などとは考え難く、従って健康保険も適用しないというのが従前の考え方でした。
当然健康保険の財政には限りがあって、いくらでも潤沢に保険金を出せる状態ではないことも理由の一つです。
しかし少子化が進み、子供が欲しくてもなかなか妊娠しないという状態は、国としても保険適用してサポートすることが結局は社会のためになり適切であるとの考え方に変わり、今では保険適用となっています。
ただし自費診療であった時代から、自治体により補助が出されていたケースも珍しくなく、保険適用になるとこの補助は無くなるため、実質的な自己負担が少なくなるとは限らないというか、逆に負担が増えることもあったりします。